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「美香、この状況下でどうしろと…?」
冴香が冷たい目で睨み付けると美香は笑ってごまかす。
ここからだと話が理解できないので少し回想します。
~回想~
「美香、パフェおごって」
「却下」
冴香はすがりつきながらパフェを懇願している。
周りの人は不審な目で振り返り美香はかなり恥ずかしい状況下だ。
冴香はそんな目に気付かないとでも言うかのように縋り付いている。
「大体こっちばっか求められたら私が困るし」
今の状況は困ってるに入らないのか?
「…つまり私に
『なんでもするからパフェおごって!』
と、言わせたいワケ?」
図星に近かった美香サン。
冴香はやるきなど全く無く、パフェのみ懇願している。
美香はしょうがないので行動に出た。
「そうだなぁ…じゃあ目隠ししてマ●オの水中ステージのサビ部分引け」
よく見ると美香さんは命令形で喋っています。
冴香はもちろん
「無理にきまってることを言うな!!!!」
「じゃあ諦めろ」
冴香は悩む。
正直そんなことで悩むならもう少しいいところで悩めよ。
一応冴香はマ●オのおなじみの音楽を目隠しで弾ける。
水中は昔チャレンジしたが見事没だったそうな。
「一週間時間を!」
そんな暇があるならさっさとレベルあげろ。
「しょうがないなぁ」
美香もそこで了承するなよ…。
大体パフェのために一週間時間費やすって…。
「あ、でも諦めよ」
「なんで!?」
「そこまでヤル気が持続しない」
冴香はダメっ子なのです。美香はため息をついたそうな。
「美香、ちょっといい?」
「は?」
冴香は美香の返事を待たずに手首を掴むと全力で走り出した。
人ごみの中を時々間一髪でかわしたりしながらもスピードは速い。
「ちょ、ちょぉぉぉぉおお!?」
もはや言葉が出ない美香。
冴香はそれよりも走ることに集中している。
―― オ友達ガ来ルヨ
そう聞こえた気がした。
「あんなのとお友達にすんな…っ」
冴香の顔は不機嫌そうだった。
そんな冴香の耳にやっと美香の声が届いた。
「ちょっと!人気の無いトコに連れ出して何!?」
冴香はハッとする。
がむしゃらに走ったせいだった。
こうなったら。
「戦うかっ!」
銃を構えると液体状の何かが降ってきた。
ストップして振り返ると銃をソレに向けた。
6話 8話
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